MODERN MACRAME JEWELRY

MACRAME(マクラメ編み)は、アラビア語で「縞模様のタオル」、「華麗なフリンジ」、「刺繍されたベール」等を意味する「ムカラム(格子柄)」に語源を持ち、その後英語に転化してMACRAME(マクラメ)と呼ばれるようになったのだと言われている。もともとアラブの織り手によって考え出されたとされているMACRAME(マクラメ編み)は、ムーア人によってスペインへと持ち込まれ、ヨーロッパへと広まりイギリスの海兵隊員が海上でマクラメ製品を作り、寄港した先で売ったり、物々交換をしたりしたことによって世界中へと広がった。
一方アメリカでは、70年代初めにアメリカのネオ・ヒッピーやグランジ達の間でマクラメ・ジュエリーが流行った。当時はグラスビーズや骨や貝等の自然物を使ってブレスレットやネックレス、アンクレット等を作るのが主流だった。そしてフレンドシップ・ブレスレットとして特に若者達に人気になり、現在はヒッピーやデッドヘッズ、特にカリフォルニアのサーファー達にも親しまれている。そして日本では、丈夫で着け心地が良いことから、相撲の化粧まわしや神輿(みこし)、茶道具等にも流用されており、日本文化にも非常に馴染みの深い編み方でもある。

2010年夏、そんな世界で親しまれている伝統的なマクラメ編みを駆使し、スターリング・シルバー(以下「シルバー」)をヒーリング効果のある天然石と融合させ、ジェンダーレスでエイジレス、そしてスタイリッシュなストーン・ジュエリーへと昇華させ、誕生したのがLOVE N' PEACE N' ROCK N' ROLL(ラブン・ピースン・ロックン・ロール)である。

ラブン・ピースン・ロックン・ロールは、全て天然石で組み上げられるベーシックモデル“ロックン・ロール”をベースに、シルバー製のボールの表面にキラキラ輝く高品質のキュービック・ジルコニアをセットした“スパークリン・ボール”と呼ぶパヴェ玉や、“スターリン・ボール”と呼ぶツルンとした表面がピカピカと輝くシルバー製のボールを組み合わせることができる。また、これらのシルバー製ボールは6mmと10mmの2サイズを取り揃え、天然石においてはサイズ展開に留まらず、128面ラウンド・カットを主なラインナップとし、レクタングル型のチェッカー・カット、更には“スカル”や“ローズ”といったロックテイスト溢れるモチーフにカットされた石も取り揃えている。(“SKULLS N' ROSES N' ROCK N' ROLL”)　ラブン・ピースン・ロックン・ロールのアイテムは、それらの石を発色の良い様々な色の紐や、銀糸入りラメ紐又はメタリック製の紐で編み上げることで無限大のコレクションを作り出し、更には気分や用途に応じてパーツや紐の交換、追加等もできるという“カスタマイザブル(改良可能)・ジュエリー”なのである。
そして2012年初夏、誕生石をイメージした12色の紐で8mmのスカルやローズ・カットのクリスタルを組み上げた“バース・ストーン・カラー・コード”シリーズが誕生し、それらは男女を問わず人気アイテムとなっている。

ラブン・ピースン・ロックン・ロールのブレスレットやネックレスにはアジャスター機能があり、幅広いサイズに対応することができる。そしてアジャスター部にはシルバー製の“LOVE&PEACE LOCK”がセットされる。キューブ型のビーズに彫り込まれたPEACEマークの中心には“LOVE”を意味する天然のルビーがセットされ、文字通り「LOVE&PEACEに鍵をして自分の内に封じ込める」ものである。また、シルバー製のボールが組み込まれるアイテムには垂れ下がる紐の先端に一目でLOVE N' PEACE N' ROCK N' ROLLの商品と分かるシルバー製のオリジナル・ロゴ・ビーズが付き、より高級感を醸し出している。

“アジャスタブル・ネックレス”と呼ばれる42cm～70cmの間でサイズ調節を可能としたネックレスは、その日の気分やスタイルに合わせてチョーカーやネックレスとして使えたり、シルバー製のハンガーにセットした天然石やスパークリン・ボールがくるくる回転するユニークなペンダント(ロックン・ロール・ペンダント)等、ギミックに長けつつもスタイリッシュに首元を飾るジュエリーも豊富に取り揃えている。

ラブン・ピースン・ロックン・ロールのアイテムは東京の熟練職人によって生産されており、“ハンドメイド・イン・TOKYO”の質の高さをウリに、現在活動の場をアメリカへと広げている。その証として、米ロックバンドのエアロスミスのスティーヴン・タイラーが愛用していたり、2012年3月からはサンタモニカの老舗高級セレクトショップ、フレッド・シーガルでの取り扱いが始まったり、更に同年4月にはロサンゼルスのウルトラ・ハイエンド・ジュエリーブランド、グッド・アート・ハリウッドとのコラボレーションアイテム“Good Art HLYWD×LOVE N' PEACE N' ROCK N' ROLL”をリリースしたりと、ラブン・ピースン・ロックン・ロールの人気はアメリカへも飛び火しているのである。