MIC@WEB   MIC@WEB  > Voice From MOTO > TALKING ABOUT "TRAVIS WALKER"




 MIC@WEβを始めてから、ずうっと変わっていなかったのが、我々のBOSSのVOICEのページでした。これまで何度もコメントの変更をお願いし続けてきたのですが、「分かってる分かってる。やるやる。」の言葉にだまされ、今日まで忙しいことを言い訳に(本当に忙しい人ですが)、だらだらと引っ張られてきてしまいました。

 しかし、今回「micworld.com」に生まれ変わるうえで、ようやくやる気を出してくれたようなので、少ない時間で効率良く事を運ぶ為に、質問形式の形を取りました。それによって、今後はタイトルも変え、中身をリニューアルしてお届けしてゆきたいと思います。そして、今後もこのような形で、できるだけ皆様にうちのBOSSの生の声をお聞かせして行ければと思っている次第です。(MIC@WEβ)

 以下、BOSSは、MIC@WEβはとします。

)まず、これまでに何度も我がHPに足を運んできてくださった方々に一言お願いします。

)これまであまりの忙しさのあまり、皆様からメールでお寄せ頂いたご質問や、ご意見にお答えできず、本当にすみませんでした。また、VOICEもそのままで、掲示板にも参加せずにいてすみませんでした。これまでの間、僕の回りでは皆様にお伝えしたいようなことが山ほどあり、そのたびに机に向かうようにはしていたのですが、なかなか集中する時間がなく、形にすることができずに今日に至ってしまいました。しかし、これからは、このようなインタヴュー形式をとってくれるというスタッフの非常に協力的で且つ涙ぐましい配慮もあり、みんなと力を合わせてこのHPを面白くしてゆきたいと思っています。

)では、聞きたいことはたくさんあるのですが、第1回目は当HPでも一番問い合わせの多いTRAVIS WALKER(以下TW)のことについて、普段雑誌などでは知ることのできないエピソードなどを、我々ならではの質問形式にのせて聞いてゆきたいと思います。もちろん我々も非常に興味があります。

)初めてTWにあったときのことを教えて下さい。

)まず、初めて彼に会ったのは、96年の11月でした。ARTITUDEのデザイナー、DARRYL COBB氏の家で、現在店先に埋め込まれているMICの看板の打ち合わせをするときにBILL WALL氏が連れて来たのが彼でした。そのときは、おそらく自己紹介と挨拶以外の言葉はほとんど交わされなかったと思います。ただ黙々とこちらの言うことを聞いていて、たまにプロフェッショナルなアドバイスをくれた程度で、後は俺に任せておけみたいな自信に溢れた奴でした。それにもかかわらず、すごく印象的な人でした。何が印象的だったかって言うと、まず青い目、そして物静かで、なんと言うか「おまえサイボーグじゃないの。」っていうなんか冷たさに似たような感じがした。それがある意味、すごく怖くもあった。まあもっとも次に(翌月)会ったときには、非常に愉快で、いい奴でした。

)その当時、世の中では既にクローム・ハーツの人気が高まっていたと思いますが、TWの作品を初めて見たときの感想は。

)ご存知の方も多いと思いますが、MICがTWの商品を取り扱い始めたのはBILL WALL LEATHERの1ラインとしてでした。BWL by TWとしてね。初期の頃の商品や、商品についている証明書にBWLの刻印やプリントがされているのはそういう理由からです。だからもう既に、その頃の証明書付きの商品はかなりレアになってゆくと思いますよ、これから。どちらも、ウチが日本に初めて紹介したわけだけど、当時は、このゾーンにはCHROME HEARTSとGABOR、それに続く形で、A&GとARTITUDEくらいしかなかったからね。その中において、彼等の作る商品は最初は「高っけーなー。」と思いましたよ正直。でも、もちろんそれも納得できたからこそ手がけたんだけどね。

当時の彼等には、すごくクラフトマン・シップを感じた。それは、商品から受けたインスピレーションだけでなく、彼等自身の人間性や、製品に対する徹底したこだわり、そして彼等を取り巻く環境やライフスタイル(Photo)等、全てから感じ取ったものだけど。

特にTWに関しては、「グラフィックデザインの計り知れない才能と、それをすぐその場で形にしてしまう革工作の技術には圧倒させられた。」そしてそれは今でも変わらないが、クローム・ハーツを超えられる男だと思った。

)なるほど。他にも何かそう思わせる根拠みたいなものはありますか。

)彼の作る皮ジャンや、革で作ったアートワークの数々(Photo / Photo / Photo)。皆の知っているところで言うと、GABORの皮ジャン(Photo)かな。それと、道具に対するこだわりもすごい。例えば、革を縫うミシン(Photo)は全て彼が使いやすいようにカスタムしてある。

M) GABORの革ジャンの話が出ましたが、GABORとはどういう関係だったのですか。

)簡単に言うと、BILL WALL LEATHER 社の1クライアント。んーん。それ以外は、亡くなってしまった人のことなので、何を言っても「死人に口無し」的に捕らえられてしまってもいやなので、僕の口からはあまり言いたくありませんが、とっても評価していました、彼の才能を。あと、あまり世間では知られていないことだけど“GABORATORY”はTWが付けた名前なんだって。

)そうなんですか・・・。(インタヴュアーもビックリ)こういう話が聞きたいんですよ皆さんは。

)まあ、僕も人から聞いた話だけど、風の噂で聞いたわけじゃないから。GABORATORYのアトリエに描いた絵をここで見せたいところだけど、誰にパクられるかわからないので、ここでは見せられませんが、その絵がプリントされたマグカップもGABORのところにあったんだけど、欲しかったなー。

)えー。(インタヴュアーも我を取り戻しながら)これは、ここを読んでいる皆さんも気になることだと思いますが、TWって一言で言うとどんな人ですか。

)「真面目で正直者。」ただ、酒を飲むとお茶目な人。

)これまた皆さんも気になっていることだと思いますが、先程話しに上がった革工作についてですが、現在のところそれはWALLETでしかその作品を楽しむことができませんが、今後何か革製品に関する商品のリリース予定はありますか。

)もちろんそれは僕がずうっと待ち望んでいることでもありますが、中途半端なことはしない人なので、まだまだ時間は掛かると思いますよ。

)TWは以前に何回か日本を訪れていると思いますが、そのときの話を聞かせて下さい。

)最初は97年の7月(Photo)。BILL WALL LEATHERのプロモーションとして、BILLと一緒に呼びました。その後うちで呼んだのは、去年の8月に、彼女と一緒にほとんど遊びに来てもらうのりで呼びました。その時は、彼の商品を愛用していることでも有名な、摩裟斗(Photo)(当時、全日本キックの日本ウェルター級チャンピオンで、現在はフリーだがK1のリングにも立っている)の試合を後楽園ホールに見に行ったり(リングサイドで見ていたので、TWの姿はTVでもはっきりと見れました)、赤坂BLITZにドラゴンアッシュのライブを見に行ったりしました。それと、渋谷のクラブ、ハーレムを貸し切ってTWナイト(Photo / Photo / Photo / Photo)なるイベントもやりました。総勢300人以上の人達が、彼と楽しいひと時を過ごしました。ちなみに僕も相当楽しんじゃいました。

)僕等もその時いましたが、その時の写真を改めてみるとすごい人達も来てましたねー。

)んー。名前は言わない方がいいでしょう。でも確かにすごい人達もたくさん来ていました。そのお陰で、今のTW人気があるのかもしれませんね。

)次回の来日はいつ頃を考えていますか。

)んー。未定です。皆さんの要望があればいつでも呼びますが。その為にも、引き続き皆さんもTWを応援して下さい。そうだ、来日が決まった時には、ここでまず告知しようよ。

)いいですねー。あたりまえだけど。BOSSも分かってきましたね。もちろんこれを読んで下さっている皆さんには是非とも会ってもらいたいものです。

)・・・・。

)だいぶ長くなってしまいましたので、この辺で、TWをこよなく愛する方々にBOSSから一言お願いします。

)これから年末にかけて、TWネタでもう1発、いや2発くらい何かかまします。20世紀最後から21世紀の幕開けにふさわしい何かをやりますので、楽しみにしていて下さい。もちろんこの情報もここで最初に告知しようよ。。

)あたりまえです。




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