メイン | 2007年11月 »

2007年10月 アーカイブ

2007年10月20日

"MOTOLOG"いよいよ始まります。

1年半前から準備されていたこの箱にようやく今日初めて足を踏み込みました。
「俺もブログやってみよーかなー・・・」の一声にうちのWEBデザイナーのYAZがソッコー作ってくれていたんです。そんな期待に応えられないままずっと放置されていた"MOTOLOG"、いよいよ今日から始めます。YAZ、有り難う。これから頑張ります!

正直俺は「ブログ」なんて、よっぽどの時かたまたま検索に引っかかったときくらいしか見ることもなく、
別に人が何しているのかなんて知りたくもないし、ましてや「自分のプライベートなんて誰が興味持つんだろうか・・・?」というふうに思っていました・・・いや、今もまだそう思っています。
ところが、周囲の方々からはず~っと「やれ!やれ!」言われ続け、「俺はそんなに暇じゃねー」なんて、突っぱねていましたが、最近は「えっ、この人がやってるの?」とか「えっ、この人も始めたの?」ということが回りにあまりにも多く、ちょっとした危機感も感じつつ、今こうして思い腰を上げました。

これから果たしてどれくらいのペースでUPしてゆけるか分かりませんが、軽い日記と言うか、自分の生きた足跡を残すと言う意味では面白いと思うので、頑張って続けてみようと思います。もしも自分の身に何か起きたときにも、このブログが自分がこの世に存在していたことの証となるわけだし・・・・なんていうのはちと重すぎか?

前置きはこのくらいにして、記念すべきブログ第1回目のネタは・・・・いきなり宣伝ぽくなっちゃいますが、昨日俺が伊勢丹で見て感じたことを記します。

伊勢丹新宿店にMICがコーナーを持つようになってから8年と2ヶ月。最初はいつまで頑張れるかなーと思っていましたが、それが8年、早いものです。昔はおよそ畳1枚分ほどのうちだけだったメンズ館(当時は新館と読んでいました)のジュエリー・コーナーも、今ではフロアのおよそ1/4くらいまで広がり、メンズ・ジュエリーとしては規模も売上もおそらく世界一でしょう。そんな(たぶん)世界一の売り場の前面ショーケースで、17日水曜日より我が親愛なるドクロ・ジュエリーのブランド「MIC&CO.」の新作、「フレームド・スカル・コレクション」が展示されています。このブランドは俺が初めてデザイナー・プロデューサーとして自分の名前を冠して世に発信しているブランドなだけに、思い入れも半端じゃありません。

思い起こせば8年前、「お客様がびっくりされてしまうといけないので、ドクロはできるだけ少なく、そして目立たないところに置いてください。」とか、「ドクロはお客様へのダイレクトメールには使わないで下さい」と言われたりもしていました。それが8年経ち、1階の正面玄関入って真正面のショーケースを自分がデザインしたドクロのジュエリーで一面埋め尽くした光景を見て、自分の功績が認められたことにちょっぴり感慨に浸ってしまいました。

23日(火)までの1週間展示されています。
↓   ↓   ↓   

mic%26co_isetan.jpg

忙しくて伊勢丹に足を運べない方へ。只今(~11/9まで)発売中の以下の雑誌にも掲載されているので、チェックしてみてください。ちなみにM'S JOKERはP100、SENSEはP111に載っています。
↓   ↓   ↓   
joker%26sense.jpg


第1回目はこんな感じでやってみました。
これからもう少し使える機能も勉強しながら、目でも楽しめるブログを目指して頑張ります。
それでは乞うご期待を。


2007年10月21日

都会の空も捨てたもんじゃねー

昨夜ついに足を踏み入れてしまったブログの世界。
どうせやるなら日本一目指す気持ちでやります。何の日本一かよくわからんが…
というわけで、せっかく始めたので今日も何か書こうかと…朝起きた瞬間から考えてしまいました。おそらく当分俺の頭ん中はブログ一色になってしまうんだろう…何分「熱しやすく冷めやすい」そして「懲り性」な俺なので、しばらくはちゃんとやるはずです。しかも、早速「毎日チェックします」なる励ましだか嫌がらせだか分からないメッセージを多数頂いてしまったので、もうやるしかなくなってしまいました。
実はそれが手を付けなかった最大の理由の一つだったりもしたのです。

とはいえ、今日は最高の秋晴れの日曜日だというのに朝から会社にこもりっぱなし。
そんなんじゃ何も書くことあるわけない・・・と思い、昼間会社の2つの窓から撮った東京秋晴れの空、題して「都会の空も捨てたもんじゃねー」をご覧下さい。
案外この眺め好きなんです。

●我が店のある五差路を見下ろして・・・from Park Ave.
park%20ave.jpg

●代官山ってやっぱり「山」なんです・・・my back
2_my%20back.jpg

●アドレス炎上?とも思える去年の8月8日の同じ窓からの景色・・・my back060808
3_my%20back_060808_.jpg

以上、今日はこんな感じで。


2007年10月22日

週明け早々・・・

昨日、机の上にあった「特別ご優待券在中」と書かれた1通の封筒がきっかけで、突如会社の有志を募り食事会を決行しました。
1_dm.jpg
場所は界隈でも老舗の域に入る焼肉屋「恵比寿まんぷく」。11年以上前に一度行ったきりだったのですが、創業14年だとか。そこがこの度リニューアルたらしい。『陸奥(みちのく)の最高級黒毛和牛「山形牛」を契約牧場より一頭買いし、最高級と呼ぶにふさわしい希少な焼肉をお楽しみいただけるようになりました。』(「オープンのご案内」より引用)。
これを読んじゃあ、焼肉好きの俺も黙っちゃあいられず、自ら主催して緊急食事会を決行したわけです。
前菜から始まり、肉、肉、肉、肉・・・、海鮮、食事、デザートと、2時間におよぶ野郎6人の食事会は、終始「ウマイ」が飛び交っていました。
2_niku.jpg3_manpuku.jpg

2件目はさらに4人の有志に絞られ・・・
MIC近くに今年オープンしたばかりのBAR、MOGANAへ。
するとそこで既に酔っ払いのマッドカプセル・マーケッツのMOTOKATSU君に遭遇。何故か「LOVE MIC」と振り付けを特訓させられ、仕舞いには襲われそうに.・・・
4_mogana.jpg5_mogana.jpg

そして勢いに乗って1人で3件目、後輩のやっているシーフードレストランDELFINIへ。以前近所に住んでいたこともあり、俺はほとんど「帰宅途中に一杯」というふうにほとんどバー代わりにしか使っていませんが、食べ物もサービスもなかなかです。特に元イケメン店長の切れてないトークは最高!宣伝はこのくらいにして・・・ちょうどすれ違いで帰ろうとしていたヤッチンことミハラヤスヒロと久々に遭遇。そして、店の中にこれまた1人でいた後輩の一星がいたので、結局3人飲みに。お陰で独り飲みにならずにすみました。俺とヤッチンは昨年までこの店の近所に真向かいに住んでいたので、お互いしょっちゅうこの店で独り飲みしていました。そして引っ越した先もこれまた近所なので、「次回は近所で~」ということで、お開きに・・・
6_delfini.jpg


以下、ショップインフォです。まんぷくは今月末まではぐるナビのクーポンでも格安になるみたいですよ。
恵比寿まんぷく
恵比寿西1-30-14エコー代官山B1
TEL03-3477-0880

Bar MOGANA
恵比寿西2-2-6 エビスファイブビル1F
TEL03-5784-3618

DELFINI
渋谷区桜ヶ丘30-15 ビバリーヒルズビル101
TEL03-6415-4565

2007年10月24日

半年に一度の・・・

「ストパー」が必須なのです。
長いうえに縮れ気味なので、伸びてくるととにかく絡みます。
で、ここ最近絡みまくりだったので、ついに我慢できなくなり、昨日無理矢理仕事を早く切り上げ、美容室へ行ってきました。平日の仕事帰りに美容室なんて初めての経験でしたが、休みの日と違って美容室も落ち着いていてかなりリラックスできました。
お陰で髪もツルツルになり、今日からまた当分はさらさらヘアーでの生活を送れます。
毎度突アポにも関わらず嫌な顔ひとつせず笑顔で迎え入れてくれる直人ありがとー。そしてアクア表参道店(03-3400-8585)の皆様遅くまでお付き合い頂きまして有り難うございました。
ということで、お客さんもいなくなった店内でさらさらヘアーの俺と、グラビアアイドル界からの支持も高いゴールド・フィンガー直人(向かって右)とアシスタントの小田(向かって左)と記念撮影してきました。
oda%26naoto.jpg

以下ショップインフォです。
もし美容室を変えたい、違う自分を発見したい・・・という人がいれば、一度お試しあれ。
スタイリッシュな空間で髪切ってシャンプーしてもらうだけでも癒されますよ。

ACQUA(アクア)表参道店
渋谷区神宮前5-2-14 ゲートスクエアー2F
TEL03-3400-8585

2007年10月25日

週に2度

は行ってます。そして今日もです。駒沢通りの恵比寿南の交差点にある「味噌丸」というラーメン屋。
俺はどちらかというとラーメンは醤油派で、以前は昼にラーメンというと「香月」しか行かなかったのだが、何故か最近「味噌丸」派になってしまった。やはり男たるもの昼に麺だけではちょっとものたりず、米があるかないかが結構肝。しかも、ランチ終了の早い恵比寿において3時までやっている「ランチライス(50円)」はかなりの魅力。さらに、唐辛子とごま油であえたもやしが食べ放題というのも最高。
太くてコシのある麺に濃厚でもなく、あっさりでもない豚骨ベースの白味噌仕立てにゴマがたっぷり入った甘めのスープです。最初は結構この甘さに「?」だったのだが、何故か「また食べたくなってしまう」そんなラーメンです。
ゴマは美容、健康、老化防止、さらさら血液・・・いろんなことにいいらしい。それ故になのか女性の1人客が非常に多い。「1人でラーメン屋は・・・」という貴女にはよいかも。

俺はいつも味付け玉子ののった「味噌玉子ラーメン(750円)」。これしか食べたことありません。
071025.jpg

以下ショップインフォです。
味噌ラーメン専門店 味噌丸
渋谷区恵比寿南2-1-12
03-5720-3801

2007年10月26日

運命を信じますか?

昨日俺のLAの知り合いの代理人を名乗る人から会社に一本の電話が入りました。
「今CHAZ(チャズ)が来日しておりまして、今週の土・日にTOWERE RECORDS渋谷店のB1にあるSTAGE ONEでイベントをやるのですが、CHAZがMOTOに連絡を取って欲しい。」
とのことでした。
彼が来日することは先日たまたま見た雑誌(確かWARP?)で知っており、近所だしどちらにしろ見に行くつもりだったので、この一本の電話はとても嬉しかったです。

ここで、CHAZを知らない人の為に、簡単に説明を。
フルネームは、CHAZ BOJORQUEZ(チャズ・ボホルケス)。1949年、LA生まれの57~58歳。西海岸の、いやアメリカのグラフィティー界のゴッド・ファーザー的人物で、ストリートの落書きをアートのレベルに引き上げ、数々の作品がスミソニアン博物館を始め、15の公立、州立のミュージアムにパーマネントコレクションとして認定されている。とにかく本当に、本当にスゲー人。また、ギャングと繋がる秘話など、とにかくスゲー人。

何で、こんなに詳しいかって?
なんたって、CHAZを日本に公に知らしめたのがきっと俺だから・・・
2002年3月、銀モノ・スタイル7というシルバーアクセ本の取材でLAに行った際、そこに集められたアーティスト等の中にいた・・・というと語弊がありますが、その中でも一際別格で目立っていだったのがボス的存在のCHAZでした。そして帰国後もCHAZのことが忘れられず、すぐトンボ帰りしてイーストLAにある彼の自宅を訪ね、MICでのアートショーの話を持ちかけ、同年9月~10月にかけてMICでアートショーを実現させたのでした。
その時の記事が今でもMIC@WEBの"ART GALLERY"に残されているわけです。
http://www.micworld.com/gallery/

本来「ジュエリー専門店のMICが何故グラフィティー・アーティストを?」
それは彼の格好良さもそうでしたが、作品にスカルが多く描かれていることでした。しかも笑ったスカルが・・・

で、何が「運命か?」っていうと、今から本題ね。
昨日は風邪で体調が悪かったので、少し早め(と言っても23時過ぎですが)に会社を出て、いつもどおり車で仕事場から帰る途中、神泉の交差点の信号で止まっていました。体調不良だった為、少しボーっとして道路の反対側を見ていたら、そこにあったコンビニから4人の外国人が出てきました。そのうちの1人が・・・
ってことで、ソッコー車を道路に乗り捨て、横断歩道を走って渡り、「HEY! What's UP?」と5年ぶりの感動の再会を始めようとしたら・・・横断歩道を走ったのと、風邪で声が全然出ない。普段に輪をかけてのかすれ声。&まっ暗な路上。彼は「こいつ何を言ってんだ?」みたいに目が点・・・しかし、それでも俺はひたすらしゃべり続けていた。そしたらやっと俺であることに気付いてくれ、「Hey, brother・・・・」とようやくちゃんと再会が始まったのです。
そしたら、なんと彼らが泊まっていたのは俺の家と1kmと離れていないホテルでした。
これって、「運命」?「ご縁?」なのか、とにかく昨日の夜は風邪にも関わらず興奮してなかなか寝付けませんでした。
で、もちろんブログ用に撮ってきました。が、あまりの興奮でライトをONにし忘れてしまい、暗くて何だか怪しい写真に。
1_chaz.jpg 2_moto%26chaz.jpg

で、そのCHAZが明日、土曜日MICに遊びに来ることになりました。
時間はたぶん午後2時頃。このゴッド・ファーザーを一目見たい人は是非お立ち寄りあれ。

ところで、MIC店内にも2003年よりずっとCHAZの絵が飾られているのをご存知でしたか?
1990年の作品で"SOMOS LOCOS" といいます。このブラックバージョンはアメリカンアートミュージアムやスミソニアン博物館の永久コレクションとして認定されており、世界にたったの20枚しか存在しないとても貴重な版画です。他にレッドバージョンもあり、120枚刷られています。
3_somos%20locos.jpg


今回の来日イベントに関わる詳細は以下のページで見れますので、興味ある方はチェックしてみては。
http://www.kazemag.com/

以上、写真は全てモノクロではなく、あくまでもカラーです。あしからず。

2007年10月30日

運命・・・その後

まさに「運命」的な再会をしてからのこの土・日は、まさに激動とも呼べる思い出深い2日となった。
まず、土曜日のことから綴ろうと思う。
27日(土) 
台風20号が上陸し、都内は1日中大雨に見舞われた。
13時、どしゃ降りの雨の中、偶然の出会いの時にした約束通りCHAZ(チャズ)とその他3名の仲間達を近所のホテルまで迎えに行った。
挨拶を済ませ、全員駆け足で俺の車に乗り込んだ。そして、約束通り彼の絵の飾ってある俺の店に向かおうとした時に、「日本の家にタグ描いたことはあるの?」と聞いたら、「NO」。「じゃあ、俺の家に描いてよ。ということで進路を変え、まずは自宅に立ち寄った。
そして、まずはリビングに飾ってある彼の絵の横で写真を撮り[①]、時間の許す限りタグを描いてもらった。
まず、絵の入った額の裏から。彼は丁寧に絵のタイトルから描き始め[②]、気持ちと時間を込めて丁寧にタグを書き上げてくれた。俺はもっと気軽に考えていたのだが、ペンが細かったせいもあるのだろうが、彼は一筆書きの簡単なサインはせず、何本もの線からなるとても凝ったものだった。[③]
その後、プレゼントでくれた彼の作品集、色紙にも描いてくれた。[④]
そして、その後一息ついて、いよいよ日本初となる「家描きへ」。とは言っても、もちろん室内である。それもチャズに習ってのことだが、彼の家には全米の名だたるグラフィティー・アーティストのタグが描かれているのである。まるで彼の家の壁に書いてこそ一人前と認められるかのように皆こぞってタグを描きに来るのだという。さすがはカリフォルニア最大のグラフィティー集団、「The Seventh Letter」のキーパーソンである。ちなみに、このセブンスレターの意味を今回チャズから聞いたのだが、なるほど「アルファベットの7番目の文字がGRAFFITIの"G"だから」なのだそうである。おそらく、この意味を知る日本人はそう多くないはずである。
話しはそれてしまったが、そこで選んだのは常に自分の鋭気を養う地下のトレーニングルームのサンドバックの横。[⑤]これで毎朝ますます気合が入るに違いない・・・
[①]27_01_svld.jpg[②]27_02_svld.jpg[③]27_03_svld.jpg[④]27_04_mag1.jpg[⑤]27_05_wall5.jpg

そして、店へ。まず、たくさんのタグを描いてもらったお礼と兄弟の契りという意味を込め、俺のブランドMIC&CO.から、彼の一番気に入ったスカルリングをプレゼントした。彼は、早速ウェストコーストを意味するギャングのサインをひっくり返し、MICの「M」を作って見せ、「一緒にやろう」と言って撮ったのが以下の写真である。そして、もちろん彼の絵の前でも同じポーズで。[⑥⑦]
[⑥]27_06.jpg[⑦]27_07.jpg

そして、日本の蕎麦を素早く堪能し、ますます強くなる雨の中をイベント会場となる渋谷のタワーレコードへと向かった。[⑧]第1日目となる土曜日は、スライド・トークショー。彼の意味深い作品の数々を1時間近くにわたり、彼自身が丁寧に解説した。彼がイーストリバーに描いたグラフィティーに別のエリアのギャングDOG TOWNがやってきてタグを上描きしていった話や、友人だったキース・へリング他なくなったアーティスト達を弔った作品のこと等々・・・チャズ先生の講義はとても興味深く、楽しかった。学校の授業もこれぐらい楽しければずっと座っていられたんだが・・・
写真は店に飾ってある"SOMOS LOCOS"の解説をしているところ。[⑨]最後には、この度発売された彼の作品集を購入した人全員に丁寧にタグを描きながらコミュニケーションをとっていたやさしい、チャズだった。最後に、同行したスタッフとともに。[⑩]このとき何故かたくさんのカメラからフラッシュが光ったので、視線がバラバラに・・・誰か決まった写真持ってる人いたら送ってください。
[⑧]27_08.jpg[⑨]27_09.jpg[⑩]27_10.jpg


28日(日)
台風20号が去ったお陰で25度を上回る5月並のとても暖かい一日だった。
2日目は、ライブペインティングを見せてくれた。前日の悪天候のせいもあってか、開始前から会場は超満員だった。そこへ仲間とともにお邪魔させてもらってきた。
この日は前日と違い、DJも入りクラブさながらの雰囲気の中、チャズはかなり緊張した表情で現れ、筆を使って独特のオールドイングリッシュを丁寧に描いていった。[⑪⑫⑬⑭]
[⑪]28_01.jpg[⑫]28_02.jpg[⑬]28_05.jpg[⑭]28_06.jpg

そしてイベント終了後、楽屋にて仲間を紹介し軽い談笑を。[⑮] 同行した魔裟斗もショーは見たものの時間が無く次の予定へ。残念ながら紹介できずだった。[⑯] そして、次の開催地大阪での成功を願いつつLAでの再会を約束し、激動の2日間に幕を閉じた。
[⑮]28_08_s.jpg[⑯]28_07_1_s_2.jpg


ところが、この話しまだまだ続きます。今日は疲れたので、また後日。
そして、この「激動」の2日の合い間には、実はこれだけではなく、もう1人の海外からのゲストを迎え入れていた「番外編」のストーリーがある。が、今はとにかくこの余韻で胸が一杯なので、そのことについては日を改めて報告しようと思う。

運命・・・その後 PARTⅡ

昨日、29日月曜日昼過ぎ。携帯が鳴り、見ると公衆電話からだった。前日別れを告げたはずのチャズの仲間の1人、GUSTAVO(ガスターボ)からだった。「今から皆で店に行きたいんだけど、店にいるか?」というので、「OK待ってるよ」と言ったら、「じゃあ今からホテル出てタクシー拾ってすぐ向かうよ。」というので、すぐさま俺も店に向かった。
その約10分後、彼らは店にやってきた。そして挨拶が終わるやいなや、チャズが長さ80cmほどに丸められた筒状のものを「Thank you! It's a gift for you.」と言いながら俺にくれた。
29_03.jpg

このサプライズな出来事にすごく心打うたれた。
それから、お互い2日間の出来事のお礼を言い合った。そして俺が発した一言にチャズの目が一瞬潤んだように見え、その時は正直俺もやばかった。
何分東京最終日だったので彼らも次を急いでいたようだったが、最後に「店にもタグを描いてってよ」というお願いにも快く応じてくれた。そして、最後に描きあがったタグをバックに「ウエスト・コースト」&「ミック」の親睦ポーズを決めて記念撮影。
29_01.jpg 29_02.jpg

その後、再度LAでの再会を約束し、皆で強いハグを交わし、彼らは去ってゆきました。
29_04.jpg

尚、描きあがったタグは皆さんに自分の目で確認して欲しいので、ここにはアップしません。
また、頂いた筒の正体は後日発表します。

以上、運命的な出会い話から始まって3回に渡り綴ったチャズ・ネタは、興味の無い人にはまったく退屈な話になってしまったと思う。しかし、10年前のオープン当初西海岸ジュエリーオンリーだったMICにとって、西海岸のストリートカルチャーは最も重要な要素で、グラフィティーは西海岸カルチャーとは切っても切れない関係にあるのだということを理解いただきたい。
そして、チャズという人物は、西海岸を代表する様々なカルチャーと関わるLAの重要人物なのです。
また、俺を「スカル中毒」にした重要人物の1人でもあるのです。
この俺の「スカル中毒」にまつわる話を、次回(11/10)発売のSENSEでは秘蔵コレクションと一緒に物語っているので、そちらも是非チェックしてください。本邦初公開のアイテムも掲載されます。

ストリートの落書きから始まった、チャズの作品がしかもスカルのアートが公立のミュージアムの永久コレクションとして認定されるまでになったことは、俺が10数年前にまだ市民権を得ていなかったスカルのジュエリーを輸入し始め、その数年後に伊勢丹という老舗百貨店に納め、今では売り場の人気アイテムの1つになっている・・・ということにも何となく近いのでは・・・なんて勝手にこじつけ、少しでも自分とチャズとの距離を縮めようと思い込んだりもしてみましたが、やはり桁違いでした。チャズの年まであと19年。19年後の俺は果たしてどうなっているのだろうか?
まあ、どうなっていようと、チャズのように温かく優しい人でいれればいいかな?と思います。
おわり。

Store Info

MIC EBISU
ADDRESS : 2-8-7 Ebisu-nishi Shibuya-ku Tokyo 150-0021
TEL : 03-3461-3915